借金返済を加速させる第一歩|総額・金利・返済額を見える化する重要性と体験談

借金返済を本気で進めるなら、まず「現状を正確に把握する」ことが必要でした。

頭ではわかっていても、最初は怖くて目を背けていたのが正直なところです。

でも、「借金総額」「金利」「毎月の支払額」をすべて書き出してみたら、不思議と気持ちが変わりました。

今回は、私が実際にやった「見える化」の方法と、やってよかったと感じた3つのメリットをお伝えします。


目次

【なぜ「見える化」が必要だったのか】

借金と向き合うためには、まず次の項目をまとめる必要がありました。

  • 借入先
  • 借入額
  • 金利
  • 毎月の返済額

返済を続けていても、金利負担が大きいと元本がなかなか減らず、焦りばかりが募っていきます。
まさにあの頃の私がそうで、ひたすら不安と焦燥感に追われていました。

「今どれだけ借りているのか」「金利負担がどれだけ重いのか」
正確に把握できていないまま返済を続けても、状況は変わらない。

この「なんとなく不安」を「具体的な行動」に変えるために、見える化は欠かせない第一歩だったのです。


【実際にやった見える化の方法】

まずはノートとペン、そしてエクセルを使って、現状を書き出しました。

まとめた項目はシンプルです。

  • 借入先の名前
  • 借金の残高
  • 金利(年率)
  • 毎月の最低返済額
  • 元本と利息
  • 完済までのシミュレーション(月○万円ずつ返済した場合、何年かかるか)

ポイントは、「怖くても正直に、すべて書き出す」こと。

実際にまとめたイメージはこんな感じでした。

借入先残高金利毎月返済額メモ
A社2,000,000円15.0%30,000円次に返済
B社1,000,000円17.0%20,000円最優先で
C社500,000円7.0%10,000円最後でOK

この表を作ったことで、

  • どれから優先的に返済すべきか
  • どの借金が一番負担になっているか

が一目でわかるようになりました。

また、返済額のうちいくらが利息で、いくらが元本に充てられているのかも明確に把握できるようにしました。

正直、最初のうちは元本がほとんど減らず、最低金額を返しても前に進んでいる感覚がありませんでした。
そのため、ボーナスなどまとまった収入があった時には、ほぼ全額を返済に充てる必要があると考えるようになったのです。


【やってよかったと感じた3つのメリット】

① 金利の恐ろしさを実感できた

実際に金利を数値で見たとき、思っていた以上の負担にショックを受けました。

「これじゃ元本が減らないわけだ」と腑に落ちた瞬間でもありました。

特に、高金利の借金は利息だけで毎月数万円が消えていく現実を突きつけられ、
「一刻も早く返さなければ」という危機感が一気に高まりました。

3万円返済しても、そのすべてが元本に充てられるわけではありません。
そこから利息分が引かれ、残りだけが元本から減る仕組みだったのです。

この感覚がなかったら、今もダラダラと返済を続けていたかもしれません。


② 優先順位がつけやすくなった

一覧にしてみると、「どの借金から返すべきか」が一目でわかりました。

当たり前ですが、金利の高いものから順番に返していけば、
支払い負担を効率よく減らせると気づけたのです。

また、残高が少なくても金利が低ければ優先順位は低い。

目の前の返済だけに追われるのではなく、
「どう戦略的に減らしていくか」という視点を持てたのは、見える化のおかげでした。


③ 気持ちが楽になった

借金がどれだけあるか、なんとなく怖がっていた頃よりも、
数字として把握できたほうが、ずっと心が落ち着きました。

「ここから○万円ずつ減らしていけば、いつか終わる」
そう考えられるようになったことで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻せました。

もちろん、完済までには何年もかかる現実に気づき、
しばらく落ち込んだことも正直ありました。

それでも、やみくもに返済して遠回りするより、
正確に現状を把握できたことは非常に大きな意味があったと感じています。

もし気づかなければ、残高の少ない借金から優先して返済し、
逆に効率の悪い返し方をしていたかもしれません。

不安の正体は、「よくわからない」ことだった。
改めて、そう強く実感しました。


【まとめ】

借金の現状を「見える化」する作業は、確かに怖さを伴いました。

でも、見て見ぬふりを続けていたら、もっと怖い結果を招いていたと思います。

金利の重さに気づき、返済の優先順位を明確にし、やるべきことを具体的にできたことで、
私はようやく返済に向けて本当のスタートラインに立つことができました。

もし今、「怖くて現状を直視できない」と感じている方がいたら、
ぜひ勇気を出して、まずは紙とペンを手に取ってみてください。

きっと、そこから道が開けるはずです。

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