✅ はじめに|借金があってもふるさと納税は使えるのか?
「今は返済が優先じゃない?」
「利息を減らす方が大事なのでは?」
そう思う方もいると思います。
でも私は、借金返済中でも“ふるさと納税”だけは毎年続けていました**。
理由はシンプルです。
ふるさと納税は“節税”ではなく、翌年の税金を前払いして現金の使い道を先に決められる制度だからです。
💡 ふるさと納税の仕組みとは?
ふるさと納税とは、自治体に寄付することで翌年の所得税・住民税から控除される制度です。
実質2,000円の自己負担で地域の返礼品がもらえるのが魅力です。
✅ 借金返済中でもふるさと納税をした3つの理由
① 利息は“経費にならない”
会社員の借金返済にかかる利息は、税金上の経費にはなりません。
つまり、どれだけ返済していても税金は変わらず引かれる。
だからこそ、ふるさと納税で少しでも“税金をコントロールする”手段を持つことに価値があると感じました。
② 翌年の税金を前払いしてキャッシュフローを整える
ふるさと納税をすると、翌年の住民税・所得税が軽減されます。
- 2024年12月にふるさと納税
- 2025年6月からの住民税が安くなる
- 浮いた分を返済に回せる!
つまり、「来年の返済余力を増やす仕組み」として活用できるんです。
③ 返礼品が生活費を間接的に助けてくれる
私がよく選んでいた返礼品は:
- お米(5kg×2袋)
- ティッシュ・トイレットペーパーのセット
- 洗剤や調味料
借金返済中に嬉しいのは、こうした「絶対に使う消耗品」。
これで食費や日用品費を浮かせられれば、現金をその分返済に回せます。
🎁 私は毎年、12月の賞与でふるさと納税していました
返済優先の生活の中でも、年末だけは「翌年の準備」に回す意識を持っていました。
ふるさと納税は、その中でも唯一「実益が感じられる制度」でした。
税金が軽くなり、返礼品で生活が支えられた体験は、返済を続けるモチベーションにもなりました。
年末になると年間の所得が大体把握できるため、いつも調整していました。
📊 【年収別】ふるさと納税の控除上限目安表
年収(目安) | 控除上限額(目安) | 月々の税軽減効果(翌年) |
---|---|---|
300万円 | 約28,000円 | 約2,200円 × 12ヶ月 |
400万円 | 約42,000円 | 約3,500円 × 12ヶ月 |
500万円 | 約61,000円 | 約5,000円 × 12ヶ月 |
600万円 | 約76,000円 | 約6,300円 × 12ヶ月 |
700万円 | 約108,000円 | 約9,000円 × 12ヶ月 |
800万円 | 約121,000円 | 約10,000円 × 12ヶ月 |
※独身・扶養なし・住宅ローン控除なしの目安。詳細は各ふるさと納税サイトのシミュレーターで確認を。
⚠️ 注意点|返済を優先すべきでは?という疑問も…
確かに、ふるさと納税は「そのお金を返済に回した方が利息が減る」という側面もあります。
ふるさと納税に使ったお金は即返済に使えません。
返済に充てれば、元本が減って将来的な利息も軽くなります。
でも私は、“翌年に税金で苦しみたくなかった”という理由であえて活用しました。
住民税・所得税の支払額が大きくなっていることに気づき、返礼品がもらえる分お得になると考えたからです。
✅ こんな人には向いています
- 収入が安定していて、控除対象になる人
- 年末ボーナスから一部を回せる余裕がある人
- 食費や日用品の返礼品で支出を抑えたい人
- 翌年の返済額を増やしたい人
📝 まとめ|ふるさと納税は“借金返済を助ける戦略”にもなる
借金返済中だからこそ、支出に意味を持たせることが重要です。
ふるさと納税は、返礼品で生活費を抑えつつ、翌年の税金を軽くし、返済計画に“余裕”をもたらしてくれる手段になります。
「返済ばかりに目が向いていたけど、
税金もコントロールできる支出だった。」
そんなふうに思えたことが、私にとっては大きな気づきでした。
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